2012年12月7日金曜日

わたしたちはもっと賢くなろうよ...

衆議院選挙の情勢は、自民党圧勝のようです。単独過半数確保の勢いで、ふたたび公明党との自公政権復活となりそうです。来年の参議院選挙でもこの勢いが続くとなると、両院で自民党単独過半数となったら、国防軍構想に反対している公明党を切るのかもしれません。石原慎太郎氏の動き次第では、自民党と日本維新の会が連立を組むことも考えられますね。

確かに何も決められない状況は良くないです。だからと言って、ふたたび、特定政党一人勝ちを許しっていいのかどうか、郵政解散後の小泉自民党、政権交代後の民主党を見ても明らかです。

日本維新の会は、あれだけ偉そうに言っていた政策中心、政策の一致なくして合流なしと言うスタンスを、石原御大の合流の前では、すべてご破算です。政権に入れるのなら、自民党とでも組むと言うのが石原慎太郎氏の考えでしょう。国防軍構想なんて大賛成でしょうからね。

石原御大にとってはこれが最後のチャンスです。自身の総理の椅子は、今回しかありません。一方、橋下徹氏は、政策中心のイメージを通すなら、本当は、今回はどことも組まないで、野党でいた方が、次は確実にねらえます。松井幹事長が、今回の選挙で政権につきたいと思っているとの節もあります。

日本維新の会は、表向きは橋下独裁政党に見えますが、その実は、広告塔が橋下氏で、実権は松井氏が動かしているとの話もあります。太陽の党との合流は失敗のような気がします。

もともと、維新八策には疑問を持っていましたし、橋下氏に国民がなびく風潮は危険と感じていました。はっきりとものを言う人がリーダーシップがあると、どうしてこの国の国民は、何度も勘違いするのでしょう。

マスコミは、やたら小沢一郎氏を嫌います。いや、大好きと大嫌いが極端なのでしょう。日本未来の党は小沢氏が影の支配者と言う構図を作りたがるのです。はっきりと言って、マスコミは邪魔ですよね。小沢シンパでもなんでもないですが、マスコミの在り方には、はなはだあきれることが多すぎます。国民の情報源はテレビからが多いですから、報道におけるコメンテーターはいらないと思いますね。彼らの意見に情報が脚色されますからね。

争点が多いからと言う嘆きは、選挙には当てはまりません。論点が一個と言う選挙はあり得ません。政治はいろんな要素がからんで当たり前です。ひとつひとつの政策を吟味して、総合的に政党を選ぶことになるのが選挙です。一つの事に白か黒かではありません。

また、人柄や誠実さだけで候補者を選ぶのも良くないです。人気や知名度だけで選ぶのはもってのほかです。もっと賢くなりましょうよ。私たちの国会での代表者を選ぶのが選挙ですから。それが間接民主主義の世界なのですから...

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